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ポルシェのブルーメCEO、2023年までに年間生産台数の半分を電気自動車にすると発言



電気自動車(EV)市場において、これまでポルシェは目立つ存在ではなかった。しかし、同社は今後数年間で電気自動車の分野を大幅に強化させ、これを推し進めることを計画しているようだ。電気自動車やクリーン・エネルギー関連の情報サイト『Electrek』は、このドイツの高級スポーツカー・メーカーが2023年までに年間生産台数の半数をEVにしようとしていると、オリバー・ブルーメCEOがドイツのビジネス専門誌『Manager Magazin』に語ったコメントを引用して報じている。具体的には、ドイツ・ツッフェンハウゼンにある同社の工場にて、年間およそ6万台のEVを生産するというものだ。

その先陣を切るのは、2015年のフランクフルト・モーターショーでコンセプトカーとして発表された「ミッションE」で、2019年に発売が予定されている。NEDC(新欧州ドライビングサイクル)に基づく航続距離は500kmを超え、前後に搭載された2基のモーターが合計最高出力600馬力を発生して4輪を駆動するという電気仕掛けのモンスターだ。ポルシェはまだその価格を発表していないが、大容量バッテリー(恐らくは、アウディの「e-tron」にも搭載される95kWhのバッテリーだろう)を搭載し、0-100km/hを3.5秒で加速するというこのスーパーEVは、"4桁万円"は下らないと予想される。

これに続くのは、同社の稼ぎ頭である「マカン」をベースにした100%EVだ。こちらはもう少し手が届きやすい価格になると思われる。しかし、ブルーメCEOの話によると、この2モデルの間に位置する新たなEVも計画されているらしい。ポルシェはミッションEの年間生目標販売台数を2万台に設定している。ツッフェンハウゼン工場で生産される6万台のうち、残りをマカンEVが占めることになるのかもしれない。だが、ポルシェは昨年、全世界で約23万8,000台のクルマを売り上げている。2モデルの合計生産台数が6万台だとしても、これでは全生産台数の4分の1にしかならない。ということは、ツッフェンハウゼン工場以外で別のEVが生産されることになるのか。あるいはブルーメCEOは、「パナメーラ」や「カイエン」などのプラグイン・ハイブリットも"半数"の中に入れているのかもしれない。

今年6月、ポルシェのアイコン的なモデルである「911」のプラグイン・ハイブリッドが開発中止になったと報じられた。4月にはフォルクスワーゲン・グループのポルシェとアウディが、共同で電動化技術も含む車両アーキテクチャの開発に取り組むことが発表されている。果たして、どのような電動ポルシェが残りの5万台強を占めることになるのだろうか?

<autoblogより引用>

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